ECサイトを開設する場合、大手オンラインモールに出店する、または独自でサイトを構築するという2つの方法があります。そのうち、明確に簡単であるのはモールに出店するという形です。大手オンラインモールの作成ツールはある程度初心者向けに作られており、コンピューター操作が苦手な初心者でも担当者の力を借りながら簡単にサイト運営ができます。セキュリティー面もしっかりしているため顧客情報漏洩などに気を遣う必要もありません。
また日本を代表するモールに出店するとなると、そのモールのトップページからキーワード検索した場合に商品や店をすぐに見つけてもらえます。
そして購入者側はあらかじめモール側に登録している住所・氏名などを利用して買い物ができるので、購入に至るまでのハードルがあまり高くありません。幾つかのボタン操作で購入作業が完結するため、衝動買いしてもらえる可能性も秘めます。
一方、デメリットとしてはモール側に対して支払う継続的なコストが高く、小規模事業者にとってそのお金を支払っていくのは大変なところが挙げられます。
その他、モール側が定めた様々な規制があって自由な店舗経営ができないのもデメリットです。
それに対して、モールには出店せずに独自でシステムを構築してECサイトを開設する場合は、高額な出店料のようなものがかかりません。自分達で店舗運営戦略を考えて制約なく自由なプロモーション活動をできるのも大きなメリットといえます。
ただしシステムエラーが原因でサイトが一時閉鎖したり、顧客情報が漏洩したりする事が絶対ないように高い技術を持ったスタッフを常駐させる必然性があります。